[18F]FDHM-PETによるラジカルトラッピング薬剤の開発

活性酸素種ROSイメージング(活性酸素種によるダメージの可視化)

 

ROS
当センターではこれまで、ROSの検出を可能とするラジカルトラッピングトレーサ法の概念創出、基本化合物の選定と化学修飾、18F標識PET薬剤の開発(図1)に携わり、静岡県立大学薬学部、浜松ホトニクス㈱中央研究所との三社共同研究により、[18F]FDHM並びにそのN-Isopropyl誘導体を開発し、現在では日本国並びに国外における特許取得(下記参照)に向けて審査請求しています。今後の課題として、HIMCにおける実用化を視野に入れた各種疾患モデル動物における有効性の実証研究および前臨床段階における安全性の評価実験に取り組んでいます。
【公開番号】特開2021-75483
【公開日】令和3年5月20日
【URL】https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1800/PU/JP-2021-075483/D1BB21204B1111F36801AF4070139210B2D4EA338B45C00486744C301F3ECBDF/11/ja
【論文】:Org. Biomol. Chem., 2020, 18, 2387–2391 | 2387